なんとありがたいことだろう
光が射してくるということは
なんとうれしいことだろう
わたしは今から約20年前、1994年から約2年間、青年海外協力隊として
南部アフリカのザンビア共和国に数学の教師として派遣されていました。
赴任先は首都ルサカから西へ約400キロのところにある小さな村の中高等学校。
電気や水道はきてはいましたが、不安定で供給は一日3時間ほど。
水は突然止まったと思ったら10日間ほどは断水が続くという状況で
寮制だった学校は生徒総出で水汲みのために休校になってしまうような
ところでした。
だから、蛇口をひねって水がボコボコッと音を立てて出てくるだけで、
最高のしあわせ。
「シーーーン」と音が聞こえてきそうな静まり返った夜に、
停電が止み、電気がきてラジオやラジカセで音楽が聞けるときの至福感。
もう踊らずにはいられませんでした。
青空マーケットに普段はじゃがいもしかないときに、時々、にんじんや
ピーマンが並んだとき、興奮して高ぶる気持ち。思わずガッツポーズです。
そして、墨を空一面にこぼしたような深黒の夜空で、家のライト変わりに
眺めていた月明かり。
そういう、小さな当たり前のことがとても幸せでした。
考えてみると、私たちの身の回りの自然の営みは全てのことは奇跡
のようなものです。更に、文明によって便利になった電気や水
全てのことは本当に有り難いことだと思います。
小さなことに幸せだな、と感じる心、すなわち、いい意味で、
幸せ感のハードルを低くする、というのは心豊かに生きていく
大切な方法の一つのような気がします。
あなたの「有り難い感」を大切に意識していますか?
念ずれば花ひらく。
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